瞑想旅行 2020 10 17

「日本人の旅行は、忙しすぎる」
 今朝、新聞を広げたら、旅行会社の広告があり、
ツアー旅行のスケジュールを見ると、
まるで仕事の出張のように忙しい。
1日に何か所も観光地を見学するツアーばかりです。
 私は、旅行先では、のんびりしています。
たとえば、横浜の「グランド インターコンチネンタル」に宿泊した時は、
昼過ぎに到着して、ロビーにあった喫茶店で時間調整して、
早くチェックインができるように案内があったので、
そのまま部屋へ直行して、部屋の窓から横浜港を眺めて数時間が経過しました。
 眼下には、水上バスの発着所があり、行き交う人々を眺め、
港に接岸する貨物船の動きを眺めるのも癒しとなります。
 日が傾いてきて、横浜港を覆う空の色が変わってくる気配を感じるのもよい。
港には多くの倉庫があり、倉庫の壁が夕陽の色に調和していく。
 年を取ったから、このような旅行になったのではなく、
大学生の頃から、似たようなことをやっていました。
 八ヶ岳が作り出す清里高原、そして野辺山高原は、
富士山が作る裾野よりも、はるかに広大に感じられました。
 私は、大きな一枚岩の上に座り、目を閉じると、
心の中でも広大な高原が広がりました。
 ゆっくりと大きく呼吸をして瞑想が深くなってくると、
魂が肉体から飛び出して、広大な大地を上空から眺めるような気持になりました。
 さて、コロナ禍で大きな打撃を受けた観光業界ですが、
この際、旅行のあり方を考え直すべきではないでしょうか。
 日本人の旅行は忙しすぎるのです。
まるで学校の修学旅行と大差がないのです。
修学旅行から卒業しませんか。
 旅とは詩です。
誰もが詩人になれる。


























































































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